吹奏楽部OB・OG会/チーム「春風」プロジェクトで演奏会を開催

吹奏楽部OB・OG会/チーム「春風」プロジェクトで演奏会を開催

吹奏楽部OB・OG会/チーム「春風」プロジェクトで演奏会を開催

北海道新幹線が開通する5日後の2016年3月31日(木)をもって、函館市立五稜中学校が55年の歴史に幕を閉じ合併・閉校するのに伴い、五稜中での思い出を残そうと、五稜中吹奏楽部OB・OG会が、チーム「春風」プロジェクトを発足させ、2016(H28)年3月6日(日)、五稜中の音楽室をお借りして記念の演奏会を行いました。

この演奏会、吹奏楽部が昨年11月に最後の「第8回定期演奏会」を行った際、「五稜の校舎で、五稜のOB・OGが、五稜に関係している曲を、懐かしみながら演奏を楽しみたい」という主旨で企画され、演奏曲には、1984年度(S59)に1年だけ顧問をされた中島真之先生がアレンジし、部室に保管されていた「五稜中校歌のブラスバンド版」と、吹奏楽部2期生で、現在、北海道斜里高等学校の教頭を務められている南俊明先生が作曲した、マーチ「春風」(2005年度・全日本吹奏楽コンクール課題曲)の2曲を演奏しました。

指揮は、最後の顧問・谷藤英明先生(第11代)に校歌を、マーチ「春風」は、谷藤先生の前の顧問で、五稜中にて定期演奏会を立ち上げ、第3回定期演奏会でも同曲を指揮をされた高橋賢先生(第10代)に依頼。

ただ演奏するだけでは緊張感が無いとのことで、ビデオ収録を「本番」とし、後日、動画共有サイト「Youtube」にて披露する形式で演奏致しました。

演奏会には指揮者2名と現役生4名を含めた30名が参加したほか、見学者10名も来校。参加者の中には、高校で現役で演奏しているメンバーのほか、現在市内で音楽を指導されている方や、市内の中学校で吹奏楽部の顧問をしている方、また、現役を離れて30年ぶりに楽器を持つ方などが参加。合奏練習の時間も無い中、指揮の先生方も含め、微妙な緊張感のもと本番の収録に挑み、学び舎への別れの演奏を行いました。

五稜中吹奏楽部は、五稜中が開校した15年後の1976年(S51)に、それまでの合唱部から移行する形での創部依頼、全道大会へ8回出場し、うち金賞4回、銀賞4回を受賞。閉校時の1年生3名が42期生として、最後のOB・OGとして加わります。

五稜中吹奏楽部の歴代顧問は、長岡正昭、坂田法行、中島真之、大森武治、大久保(吉田)美奈子、佐藤匠、成田牧、桑野健一、関谷正二、高橋賢、谷藤英明(敬称略)が務められました。

主催のOB・OG会として、日程が合わないなどの理由で参加出来なかった方が多かったことと、完全な名簿が無いため、全ての代に連絡が出来なかったことが心残りでした。

2016年春、「五稜郭中学校」として新たな歴史を刻む中で、吹奏楽部も人数が増えることと思いますので、後輩たちのさらなる活躍を期待しております。

最後に、この度、吹奏楽部OB・OG会のワガママにご協力頂きました、指揮者の2名の先生方をはじめ、函館市立五稜中学校の教職員一同様に感謝申し上げます。

「函館市立五稜中学校」校歌
演奏:チーム春風プロジェクト(吹奏楽部OB・OGと現役生有志)

小島 昌平:作詞 / 酒井 武雄:作曲
中島 真之(五稜中吹奏楽部・第3代顧問):編曲
谷藤 英明(五稜中吹奏楽部・第11代顧問):指揮

マーチ「春風」 / 2005年度・全日本吹奏楽コンクール課題曲II
演奏:チーム春風プロジェクト(吹奏楽部OB・OGと現役生有志)

南 俊明(五稜中吹奏楽部・OB):作曲
髙橋 賢(五稜中吹奏楽部・第10代顧問):指揮

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